こんにちは、matoです。
今日はちょっとだけ、個人的な気持ちを言葉にしてみようと思います。
タイトルの通り、大好きだった企業の最終面接まで進んだものの、残念ながらご縁がなかった、そんな出来事について書いてみます。
「もう限界かも」と思っていた時に出会った求人

その企業の求人を見つけたのは、実は転職を本格的に考えていたタイミングではありませんでした。
当時の私は、今の職場でキャパシティを超える業務量を抱えていて、毎日がちょっとずつしんどくて、「このままでいいのかな」と漠然とした不安を感じていました。
仕事をしていると、ふと涙が止まらなくなりトイレで一人で泣くこともありました。
そんな時、ふと目に入ったのが、ずっと憧れていた企業の求人情報でした。
それはまるで、「ちょっとこっちに来てみない?」と声をかけられたような感覚で、自然と「受けてみたい」と思えたんです。
志望動機は、ただ「好き」から始まった

その企業のことは前から知っていて、商品やブランドの空気感、手がけているプロダクト、すべてに強く惹かれていました。
「この世界観をつくっている人たちと、一緒に働いてみたい」という思いは、きっかけがどうであれ、本物でした。
しかも、業務内容も、求める人物像も、私が働きたい内容と一緒。
これは運命だ、と思いました。
次々と進む選考

とりあえず応募してみよう、と半ば軽い気持ちで応募すると、翌日には書類通過の連絡が。
やばい、通っちゃった!と思いながらも絶対に行きたいと、chatGPTをフル活用して面接対策。
仕事を続けながらの転職活動だったので、有休を取って面接に向かいました。
憧れとドキドキが入り交じりながらの面接。自分の好きという思いをとにかく伝えるぞ、と挑みました。
もっと上手く言えたかな、と終わってからもドキドキ。結果は1週間以内にと言われましたが、翌日には通過の連絡が届きました。
そして次は二次面接。ここでも自分の思いを伝えられるよう念入りに準備してから向かいました。
応募者が多いため結果は遅れるかもしれません。
そう伝えられ、倍率高いのか。。と不安に思っていると、また次の日には通過の連絡が。
これは、いけるんじゃないのか?!
正直、一次・二次と順調に進みすぎて、この時の私は大好きな会社にもう少しで入れる!と、受かる未来しか考えられませでした。
最終面接の日のこと

最終面接は社長と、対面で行われました。
もう少しで全てが決まる!期待と不安に胸が高鳴りました。
ドキドキしながら待っていても、…来ない。
気づいたら約束の時間から20分以上経っていました。社長だから忙しいのかな、と思いつつ、あまりに遅いな、との不安も。(こんなに遅れるのって普通ですか?)
20分を過ぎた頃、ようやく面接が始まりました。
正直私は、ここまで来たらあとは最終確認くらいだと少し油断していました。ここでの質問は正直、スキルというより私自身の人となり・センスを問われている気がしました。
後から思い返すと、会社の雰囲気に合わなかったのかなとか、短所の答え方がまずかったのかなとか、色々ぐるぐると考えてしまいます。
でも、自分を偽っても後から苦しむのは自分なので、できるだけ正直に答えました。
なかなか来ない合否結果

一次のときも二次の時も、翌日には結果が届いていました。
なのに、来ない。
この時の私は実はスケジュールが忙しく、最終面接を受けたその週に新婚旅行兼フォトウェディングでパリに旅立つ予定でした。
パリに行くまでに決まると思っていたのに、中々来ない。
結局、新婚旅行中も毎日メール確認をして、ずっと心が落ち着きませんでした。
パリから帰っても、まだ来ない。面接を受けて2週間たった頃、返事の催促メールを送ろうかと思っていたその時、結果は届きました。
大好きな会社の最終面接に落ちた

仕事中、そのメールは届きました。そして件名を見た瞬間、全てを悟りました。
正直、2週間連絡が来なかった時点である程度の覚悟はしていたつもりでした。
でも少しは期待していなかったわけではないし、手応えがなかったわけでもなかっただけに、どうしても受け入れるのに時間がかかりました。
やっぱり悔しくて、情けなくて、泣きました。
その後の仕事は手につきませんでした。
その日はとことん自分に甘くしようと思いました。大好きなチョコレートのアイスを買って、たくさん大好きなものを食べました。
でも、挑戦してよかった

落ちたことはショックだったけど、今ではそれでも「受けてよかった」と思っています。
あの企業に心から惹かれ、そこに向かって自分なりに準備して、言葉を尽くして、面接に臨んだこと。
その過程すべてが、自分にとってかけがえのない時間でした。
「合格しなきゃ意味がない」なんてことはなくて、本気で挑んだからこそ、自分に足りないことも、逆に強みとして伝わる部分も、明確に見えてきた気がします。
これからも、好きな気持ちは変わらない
今回、ご縁がなかったのは本当に残念だけど、それでも私はその企業のことが今でも大好きです。
たとえ社員という形ではなかったとしても、どこかでまたつながれたらいいなと思うし、もしそういう日が来たら、「あの時落ちたからこそ、今の自分がある」と胸を張って言えるように、これからまた頑張りたいと思っています。
さいごに
転職活動って、結果に一喜一憂しがちで、自分を否定されたような気持ちになることもありますよね。
でも、誰かに認められなくても、自分が「ここに行きたい」と思った気持ちは、それだけで十分に価値のあるものだと思います。
今回の挑戦を通じて、そんな風に思えるようになりました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
この記事が、いまちょっとしんどいなと感じている誰かの背中を、少しでもそっと押せたら嬉しいです。
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